荒巻義雄 アーカイブ
荒巻義雄の未発表、単行本未収録の作品をアーカイブ。
SF
ビッグ・ウォーズ〈銀河篇1〉『天翔ける銀河遊牧民』
NUCには神話的な雰囲気を漂わせる〈聖の場所〉がたくさんあるが、それらはいらだつ心を鎮める〈香の場所〉でもある。
▷こちらのコンテンツは、以前『荒巻義雄のNEW UTOPIA CITY』に連載していたものを、新たにレイアウトし再掲載しております。 4章までは順次アップしていきますが、それ以降の更新については現在のところ未定です。
ある惑星保護官の遺書
初出:『ショートショートランド』1984年1+2月号 講談社
一日が暮れ、〝たそがれの帯〟がオランの空に掛かるころ、わたしはさまよう霊にも似た足取りでキャンプ地を出る。
ムーアから来た男
初出:CORE7号(1966年2月)~8号(1966年4月)、魚田農夫 名義/2015年大幅改稿
紫の光跡を残し、ニードル・ガンの短針が扇形にばらまかれ、四個の標的に突き刺さった。
川上機関大尉召喚
思い出の名著へのオマージュ/『浮かぶ飛行島』エピソード
列車が堺へ向かう二等車の中で、川上は不思議な人物と席を隣り合わせた。
千の夜と特別な一夜 魔法の絨毯観光旅行
初出:『流行通信』1986年3月/2017年7月一部改稿
あなたは、この世に、イマジネーターというトリップ機械があることをご存じだろうか。
SFミステリー
孟買航路
初出:『同時代』第41号 2016年12月 黒の会/2018年11月一部改稿
ぎりぎりのタイミングで、廣島丸に乗船することができたが、無事に〈わたしの現実界〉へ戻れるかどうか……。
ブルース・パーティントン型潜航艇設計書 盗難事件―異聞(完結)
書き下ろし SFミステリー
艦内は寝静まっている。僚艦を率いてイ601潜は、豪州小大陸の西に広がるタスマン海を深く静かに潜航中である。 久しぶりの平穏な時間だ。
推理・怪奇
〈隅の老人〉シリーズ
長編書き下ろし探偵小説
シリーズ1 透明な駱駝
銀座と京橋を隔てるガード下を潜って日本橋方面へ中央通りを進み、途中で右へ曲がった一角に、古風なビルがあるが、錆跡のある真鍮のプレートに、〈Orczy bldg.〉とある。
シリーズ2 バーバリー
その日、私が伯母に命じられて会った人物は初対面であった。
謀殺の島
初出:『小説新潮』1981年5月特大号/2015年7月部分改稿
パラダイス航空のジェット機は、数百キロメートルの洋上飛行ののち降下態勢に入った。
中間小説
午後の迷宮
初出:『野生時代』1980年8月号 第7巻第8号 角川書店/2017年9月一部改稿
――青年の名は原口統司。彼はいま、その真黒に陽焼けした全身の皮膚に、ギリシアの真夏そのものを、精一杯呼吸させているようであった。
公開終了
こちらの作品は、書籍化による出版にともないWEBでの公開を終了させていただきました。
書籍版でも、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
わたしの中のエリオット
書き下ろし 実験小説:巻末提示の関連資料による再構成『SFする思考:荒巻義雄評論集成』(小鳥遊書房)に再録
小樽湊殺人事件
長編書き下ろし探偵小説『小樽湊殺人事件』(小鳥遊書房)として書籍化
ピタゴラス金庫の秘密
長編書き下ろし探偵小説『有翼女神伝説の謎』(小鳥遊書房)として書籍化
「荒巻義雄の世界」展
「荒巻義雄の世界」展報告書
2014年2月8日~3月23日まで、札幌・中島公園内の北海道立文学館で開催された「荒巻義雄の世界」展の実行委員三浦祐嗣氏による報告書です。
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